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【セCS】阪神・森下翔太、サヨナラ2ランで王手!延長10回、死闘制した!主砲・佐藤輝明は3安打2打点!

投稿日: 2025-10-17 00:54

延長10回無死一塁、森下翔太は左越えのサヨナラ2ラン本塁打を放つ(カメラ・岩川 晋也)

◆2025 JERA クライマックスシリーズ セ最終ステージ 第2戦 阪神5x―3DeNA=延長10回=(16日・甲子園)

阪神が延長10回無死一塁、森下翔太外野手が左翼席へサヨナラ2ランを放ち、死闘に終止符を打った。アドバンテージを含め3勝0敗とし、日本シリーズ進出に王手をかけた。佐藤輝明内野手が2―3の8回2死一、二塁から起死回生の同点打を含む3安打2打点と、主砲の役割を果たした。

 次なる舞台に前進するための一戦は、阪神とDeNAが序盤から互いに譲らない展開となった。

 初回から試合が動いた。1死一塁から、15日の同戦で決勝打を放った森下が右翼二塁打で二、三塁と好機を広げると、佐藤輝が149キロ高め直球を左翼線に落とす適時二塁打で先制。「初回に先制できてよかった」と喜んだ。続く二、三塁から大山の中犠飛で2点目を追加し、DeNAのドラ1右腕・竹田の出ばなをくじいた。

 下克上進出を狙うDeNAも黙っていなかった。阪神・才木に2回まで無安打と苦戦したが、2点を追う3回だった。林がチーム初安打となる中前打で出塁。1死一塁から蝦名の左翼二塁打で1点を返すと、続く2死二塁。「どんな形でも、得点に結びつけたかった」と、佐野が左翼線への同点二塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。4回には、牧に左中間ソロが飛び出し、勝ち越した。

 8日に行われた、みやざきフェニックスリーグ・西武戦(南郷)で先発し、6回無安打無失点と好投していた才木。「調整としてはすごくよかった」と手応えを口にしていたが、リードを守れず、4回を終えた時点で、88球と球数がかさんだ。5回表が終わったところで、雨天により中断となった。

 47分間の降雨中断を経て、試合再開。1点を追う阪神は6回先頭の森下が左前打で出塁。ここでDeNAは先発していた竹田が降板し、2番手・中川がマウンドへ。暴投で無死二塁とピンチを広げたが、佐藤輝、大山、代打・ヘルナンデスを3者連続空振り三振。ほぼ完璧なリリーフを見せて、得点を許さなかった。

 1点リードのDeNAは8回に佐野の中前打と筒香の右翼二塁打で無死二、三塁と好機拡大。だが、牧の右飛を捕った阪神・森下が本塁にダイレクト返球。強肩で、代走の三塁走者・神里のタッチアップを阻止した。なおも2死一、二塁とピンチは続いたが、4番手で継投した岩貞が、石上を空振り三振に封じて、火消しした。

 土壇場で4番が奮起した。1点を追う阪神は8回1死一、二塁。佐藤輝が伊勢のフォークを右前へ。猛打賞となる同点打で試合を振り出しに戻した。

 試合は延長に突入し、10回に虎が王者の底力を見せつけた。先頭の中野が佐々木から左前打を放ち、出塁。続く森下が初球を完璧に仕留めた。119キロのスライダーを強振し、左中間席へサヨナラ2ラン。阪神は、これでアドバンテージを含む3勝0敗とし、23年以来2年ぶりの日本シリーズ進出に王手をかけた。

報知新聞社

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