自民党の高市総裁は6日夕方、党執行部の人事を固めた。
党運営の要となる幹事長には、麻生派の鈴木俊一前財務相の起用が内定した。
また、総務会長に同じく麻生派から、参院当選5回で女性活躍担当や少子化担当の大臣経験がある有村治子両院議員総会長、政務調査会長に総裁選で4位だった小林鷹之元経済安保相、選挙対策委員長に総裁選で高市氏に近く推薦人代表も務めた当選12回の古屋圭司元国家公安委員長を、それぞれ起用する方針を固めた。
党四役への女性起用は1人にとどまる見通しだが、高市氏は今月中旬に召集される見通しの臨時国会で首相に指名されれば、党役員と閣僚を合わせた女性の数を過去最多にする方向で検討している。
一方、少数与党政権で国会運営の要となる国会対策委員長には、当選9回で経産相などを歴任した梶山弘志氏を起用する方針を固めた。
自民党の主要役員人事は7日の自民党総務会で正式決定し、「高市執行部」が発足する見通しだ。