【異例】高市新総裁に公明代表が“靖国”や外国人政策などで懸念伝える 自公連立は「今の段階では申し上げられない」

新たに自民党総裁に選出された高市早苗氏は4日午後、公明党を訪れ、斉藤代表ら幹部と面会しました。 高市新総裁は会談で、公明党との政策協議を進める考えを示しましたが、公明党は「政治とカネ」、「靖国神社参拝」、「外国人政策」などについて懸念があるとして、政策協議を通じて懸念を払拭することを求めました。

政治とカネについては、与党が選挙で大敗した原因の一つに不記載の問題があるとして、「きちんとけじめをつける」ことを求めました。 靖国神社参拝について高市新総裁は「適時適切に判断する」としていますが、斉藤代表は「現実に外交問題に発展している」として、高市新総裁の歴史認識に懸念を抱いていることを伝えたということです。

また、外国人政策については「外国人を共生・包摂し、一緒に社会を築いていくことは日本とっても必須だ」と述べ、政策協議で議論する意向を示しました。 さらに、自公連立を拡大することについては、日本維新の会の「副首都構想を前提にした議論について非常に大きな疑問点を持っている」として、日本維新の会の連立入りを牽制しました。

公明党が伝えたこれらの懸念に対し、高市新総裁は「それらの心配がないようにしたい。しっかりとした協議を行っていきたい」と述べ、新体制発足後に来週にも自公での連立協議を開始する意向を伝えました。 斉藤代表は記者団に対し、「政策協議で一致すれば連立政権になるが、今の段階では何とも申し上げることができない」と述べるにとどめました。
連立のパートナーである公明党から、自民党の新総裁に対し、こうした懸念が表出することは異例です。

By boingo

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