
アイドルグループSKE48は24日、35枚目のシングル「Karma」をリリースした。インタビューに答えたのは、ダブルセンターの片翼を担う佐藤佳穂さん(28)と、選抜メンバーの伊藤実希さん(23)、青木莉樺さん(26)、太田彩夏さん(25)、大村杏(あんず)さん(20)。同期の絆やグループへの思いを、それぞれの言葉で語った。
SKE48選抜インタビュー《後編》
――西井美桜さん(24)が選抜入りしました。これで、青木さん、伊藤さん、西井さんと10期生全員がそろいました。お互い、どのように報告をしましたか?
青木 報告し合ったわけではないんです。最初、(伊藤)実希と私が「SNS撮影があるよ」とスタッフさんに呼んでいただき、「何だろう?」と思っていました。「そういえば(西井)美桜もSNS撮影あるって言ってたな」みたいな感じで。ミュージックビデオ(MV)の撮影のとき、初めて3人で選抜として集まりました。
伊藤 夢にも見ていなかったことでした。私自身、今作で必ず選抜に入れる自信があったわけでもないですし、同期3人が全員入って、びっくりにびっくりが重なって、本当にめちゃくちゃびっくりです。
自分たちもうれしいんですけど、3人それぞれのファンの方って、10期を愛してくださる方がすごく多い。「美桜、実希、莉樺、選抜最高!」と、3人が選抜に入ったことへの喜びのメッセージをたくさんいただけたのがすごくうれしかったです。

――太田さんは、同期の7期生が選抜メンバーにそろいました。
太田 素直に一番は「うれしい! やった!」っていう気持ちでいっぱいでした。7期は加入11年目になりますが、やっぱり一番は(初めて選抜入りした)相川暖花(ほのか)ちゃんに「よく頑張ったね」って素直に言いたいなと思います。
諦めなければ自分の目標にしていたものに手が届くんだということを改めて感じさせられました。私たち選抜メンバーの背中を見て、後輩も「頑張ろう」って思える活動をしていきたいなと思っています。

――4月から新チーム体制になり、それぞれのチームで伊藤さんはリーダー、青木さんは副リーダーになりました。
伊藤 以前はチームで一番下の期でいた時間がすごく長かったので、あやめろさん(太田さん)の背中を見てずっと活動してきていて、先輩の後ろを追いかけていくぞ、みたいなタイプでした。
いざ自分がリーダーになった時に、どうしていいかわからない状態がずっと続いていました。そんな中で「SKE48 SUMMER Tour 2025」が始まり、副リーダーの鎌田菜月さんやマネジャーさんとたくさん話をして、他のチームに少しでも負けないツアーにしたいなとたくさん考えました。
青木 私はこれまで、「自分がどう見えるか」ということを意識して活動してきました。でも副リーダーになった今は、チームのメンバー一人ひとりの良さを改めて知りたいなと思い、研究する時間がすごく増えていきました。
「SKE48って、こんなに強いメンバーがいっぱいいるんだ」と再確認でき、「私自身もそういうメンバーの一人でありたいな」ということを改めて感じました。今回、選抜メンバーに選んでいただいた以上、その魅力的なSKE48のメンバーの一人として頑張りたいなと思っています。

――大村さんは初めての写真集発売やグループ内のユニット「SKE48 ミミフィーユ」など、活動の幅がどんどん広がっています。
大村 20歳の誕生日というタイミングで写真集を出させていただけて、すごくうれしかったです。写真集をきっかけに、写真で自分を表現するのがすごく好きだなっていうことに気づきました。これからはファッション雑誌のモデルにも挑戦したいです。
新しいチームでは、(カップリング曲で)センターも務めさせていただき、センターに立つ重さや責任感をすごく感じています。選抜メンバーとなって4作品目になるので、今まで以上に自覚を持ち、SKE48を知ってもらうきっかけになる人になりたいなと思います。

――今作への意気込みを。
佐藤 たくさんのファンの方と出会うシングルにしていきたいなと思っています。メンバーそれぞれが持つ強み、それぞれの入り口でSKE48を広めていけるように、ずっと一緒にいてくれるファンの方を大事にしながら、新しいファンの方にもたくさん出会いたいなと思っています。

太田 こうして選抜メンバーに復帰できたのは、いつも応援してくださるファンの皆さんのおかげです。恩返しができるシングルにしたいですし、自分の武器を生かしていろいろな人に知ってもらえるように、盛り上げていきたいなと思っています。
青木 選抜復帰、そして5作目の選抜入りということでファンの皆さんとの宝物が増え、ものすごく幸せです。この恩を少しでも返せるよう、精いっぱい努力します。今作はフォーク調の要素が入った楽曲にもなっているので、そんな音楽性の魅力も伝えていけたらいいなと思います。
伊藤 初選抜だった前作は毎日初めてのことがいっぱいで、一つ一つやり遂げるのに必死でした。今作は、前作とはひと味違った自分を、成長した姿を、ファンの方に見ていただきたいと思います。自分にしかない武器を生かして、グループの新しいファンの方をゲットできるような存在になりたいです。
大村 SKE48は、今立っているステージよりも、もっともっと大きい会場を目指して全員で頑張っているところです。(佐藤)佳穂さんが言っていたように、本当にたくさんの方に見つけていただけるシングルにしたいです。リリースイベントを通じて、全国にSKE48を広めていきたいと思っています。
